北海道全線乗車の旅

まえがき

某ウイルスによって外出自粛が求められてからほとんど旅行をすることができませんでした。少し前にある程度落ち着いてきて外出自粛も取下げられ、JR各社も消費を促すためでしょうか、種々のお得なきっぷの発売を決定しました。そしてJR北海道からもご多分に漏れずお得なきっぷが発表されました。私が今回主に利用するのは7月10日に発表されたHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス*1です。それでは本題に入ろうと思います。

 

目的

いきなりタイトルに反しますが、この旅行は元々、北海道の全線乗車を目指したものではありませんでした。

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2020年7月現在の既乗区間

現在の北海道における既乗区間は上図*2の通りで、今回の旅行は未乗区間(青線と水色線)に乗り北海道の鉄道を完乗*3することが目的でした。しかし6日間の有効期間があるきっぷを使うにはそれは短すぎたのです。そこで私はJRが保有していたときに乗った道南いさりび鉄道にも乗れそう、函館で夜景も見たい、などと条件を追加し旅程を調整していった結果、全線に乗車できるかもしれないということに気づきました。そして様々が合わさった今回の目的は以下のツイートの通りです。

なんだか予定がたくさん詰め込まれていますね。なんとこれを6日間で全てこなすことができるのです。これは謝罪すべき点なのですが北海道新幹線は組み込めておりません。なのでINかOUTで北海道新幹線をご利用ください。

 

運賃

今回かかる運賃は先に挙げたHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス(12,000円)、はこだて旅するパスポート*4【特別設定】2日間用(1,830円)、札幌市営地下鉄専用乗車券*5(830円)、札幌市電(200円)、函館市電24時間乗車券*6(900円)、函館山ロープウェイ片道(1,000円)の計16,760円です。ただしこの金額で乗ることができるのははこだて旅するパスポートの関係で8月31日までです。ご注意ください。6日間周遊パスは2021年1月25日まで発売です。また、札幌市営地下鉄では土日祝日であればドニチカきっぷ(520円)が使えるのでさらに安くなります。そして今回組み込まなかった北海道新幹線ですが、乗車の21日前以前にえきねっとのお先にトクだ値スペシャ*7できっぷを購入することで半額で乗ることができます*8。詳しいことはサイトをご覧になってください。

旅程

いよいよ本当の本題に入ります。

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旅程

こちらが今回の旅程になります*9。もし乗車できていない路線を発見された方は教えてくださると幸いです。よろしくお願いいたします。

1日目 : 札幌〜深川〜留萌〜深川〜旭川富良野〜東鹿越〜富良野〜滝川〜旭川〜網走

2日目 : 網走〜釧路〜根室〜釧路〜新得〜東鹿越〜新得〜南千歳〜札幌

3日目 : 札幌〜稚内旭川岩見沢〜苫小牧〜札幌

4日目 : 札幌〜北海道医療大学〜札幌〜小樽〜長万部〜森〜(砂原支線)〜五稜郭木古内〜函館〜(函館市電函館山)〜函館
5日目 : (函館市電残り)〜東室蘭〜室蘭〜札幌〜(札幌市電札幌市営地下鉄)〜札幌(野球観戦)

6日目 : 札幌〜苫小牧〜鵡川〜静内〜様似〜静内〜鵡川〜苫小牧〜南千歳〜新千歳空港

以上になります。全線乗ることができているかと思います。また、最終日の新千歳空港への到着は夕方のためそのまま飛行機で東京に帰ることができます。

実行について

夏休みの間にこれを実行しようと考えていますが、遅延等による旅程崩壊がないことを祈るばかりです。函館山で晴れて綺麗な夜景が見えることやプロ野球のチケットが取れることももちろん大切(特に後者はとても大切)です。

ちなみにJR北海道全線のみを完乗するのであれば下の記事にまとめられている旅程が最速だそうです。

toyokeizai.net

私は私鉄全線乗車、宿泊場所の制限(主にこれ)が原因で今回のような旅程を組むに至りました。宿泊場所の制限というのは旅行代金を抑えるためにできるだけネットカフェ泊をしたいということです。唯一網走でのみホテルをとることになりますが、それがなければ今回の旅程は成立しませんでしたので必要経費だと考えております。そして今回の旅程に関して個人的にうまく組み合わさって嬉しかったのは、1日目に富良野ではなく東鹿越で折り返すことで2日目にうまく札幌まで帰れるところ、4日目の朝に札沼線に行き小樽を経由すると砂原支線にうまく接続できるところです。

おわりに

一度に北海道全線に乗車する記事があまり見当たらなかったため今回こうして書き残すことにしました。また、個人的に旅程がかなり綺麗にハマったのでぜひ人に伝えたいなどという理由も含まれていることを書いて筆を置くこととします。最後までお読みくださりありがとうございました。